中国語教室のタイプ別使い分け法
（国内留学と通常の中国語教室の比較）
国内留学(合宿中国語)がよい点
スタートをゼロという同一地点にあわせられる点
中国語では、誰もが基本的には６年間は勉強しているはずの英語と異なり、ある一定の実力があることを前提としての単純な中国語漬け学習を行う事ができないという問題があります。また、先に述べましたように、中国語で最も重要なことは｢発音｣です。ですので、イメージ的には一対一に近い言語のリハビリ療法のような丁寧な授業を展開する必要があるため、一つのクラスは、確実に同じレベルの生徒さんで構成されなければなりません。その事を確実に担保するために、チャイニーズエクスプレスはスタートを中国語知識ゼロという地点にそろえています。そのコースを終了された方に対しては、単純な中国語漬け学習を効率的に行う事ができますので「会話サロン」というコースが準備されているのです。
一定期間中国語漬けになれる点
「たった2週間の国内留学でそこまで効果がありますか？」というご質問をする方がいらっしゃいます。
国内留学の場合、授業による体系的な中国語指導はもとより、夜寝ている間を除いて、ずっと中国語を意識せざるを得ない時間が続きます。仮に中国語に触れている時間を1日8時間としても2週間では、80時間以上絶え間なく中国語にふれ続けているのです。
このように考えればランゲッジヴィレッジでの2週間は週に１～2回の細切れ授業で30年以上中国語を学んできたというのと同じになります。その上、中国語にずっと触れ続けることの効果は、加速度的となります。
中国語教室（通い）の良い点
気軽に空いた時間に通えるので、忙しい方には便利 という利点は確かに挙げられるかとは思います。しかし、現在の通常の中国語教室の状況を見てみると、それ以外の良い点を探すのはなかなか難しいと思います。その理由は、やはり国内留学のよい点のところで挙げたことに尽きると思います。すなわち、細切れに中国語教室に何年も通ったとしてもいっこうに進歩がないけど、やらないよりやったほうがいいだろうという惰性だけで続けてしまっている方がほとんどだと思われるからです。特に、中国語は日本人にとっては「世界一文法が簡単で、世界一発音が難しい言語」といわれます。発音が難しいということは理屈ではないという事です。体にしみこませるような学習が必要ということになります。２歩進んで１歩下がる的な学習が日本人にとっては、もっとも当てはまらない言語が中国語という言語だということをはじめにきちんと理解する必要があります。ただ、便利という利点を活かして、｢話せる｣実力まで身につけた後のメンテナンスの方法としては選択肢の一つとなることは十分ありえます。
結論
効果の面から考えると、国内留学に圧倒的な軍配が上がるということは明らかです。これは、中国語の性質、特に日本人にとっての中国語の性質を考えれば当然のことなのです。忙しい私たち日本人にとって、1週間程度のお休みをとり、中国語のために時間を費やすことは大変難しいと思います。しかし、長い目で見たときのその効果を考慮し、受講する価値は間違いなくあるはずです。また、知識ゼロスタートのチャイニーズエクスプレスが終了した後も定期的に会話サロンを受講してメンテナンスを図ることもお勧めです。
